俺がガハマさんこと「俺ガイル」の由比ヶ浜結衣を好きすぎる問題。 ――オッサンになったオタクとキャラ萌えについて――

一昔前なら萌え、ちょっと前ならブヒるとでも言っとけばいい話で、改めて書くほどのことじゃないのかもしれないけど、個人的には久しぶりに大きく気持ちが揺り動かされたりして、オタクとしての自分の今後のあり方について考えが大きく変わるほど出来事なので、とりあえず文章としてまとめておきますよと。
まあ自分オタクの端くれとして、これまでもそれなりにキャラ萌えとかして来たわけなんですよね。ときメモの片桐さんだったり、To Heartのマルチだったりと、って例が古くて既に知らない人もいるんだろうけど、やっぱり自分の中では別格なので。
この二人のあとにも、ハマったキャラクターというのもいろいろいるんですが、その子のことを考えるだけで一日潰せるレベルになるとちょっと出てこない。特に30歳を過ぎてからはハマること自体なくなってきて、まあ架空の存在とはいえ、下手すりゃ親子ほど歳が離れてる相手に萌えとかいうのは難しくなってきてるのかなぁとか、こうしてあとはオタクとして緩やかに死んでいくのかなぁ、などと漠然と考えていたわけですよ。
でも。久しぶりに来てるんですよね。架空の存在に夢中になるあの高揚感が。ヒマさえあればその子のことを考えてるという。
ガハマさんの何がいいって、アホで真っ直ぐで、それでいてこちらの駄目なところを含めて全部受け入れてくれそうな包容力があるところなわけで、主人公である八幡のダメなところも受け入れた上で好きでいてくれる包容力は、この歳になると沁みるものがありますよ。こう、仕事で失敗したとかいう話をして、ただ側にいていつも通りに接してくれる感じ。変わらないといえば原作7巻の冒頭、悪意に晒されて凹んでる八幡にいつものようにそっと声をかけるところとか、さりげないガハマさんの優しさが描かれていて名場面集のベスト3に入るレベル。他の二つはハニトーの時の「こっちから行くの」とか、文実で八幡の尻を叩きながら書類を書かせるところ(なんでアニメでカットしたし)とか、新幹線で寝てる八幡の横にいつの間にか座ってるところとか、その後のボディタッチとか、お化け屋敷で手をさしのべられて驚いちゃうところとか。いやはじめから三つ絞るとか無理でしたな。とにかくたくさんあって原作に付箋貼り付けて寝る前に読み返してニヤニヤするまである、と。
なんかもう自分で読み直してみてもけっこうキモイわけですが、とにかくこうやって表に出したくて仕方がない状態で、ああ昔ハマった時もこんな感じだったなぁと、自分の中に架空の存在に対するこの手の感情が、未だに残っていたことに自分自身で驚いております。
ここら辺、主人公が八幡という人物の卑屈でヒネてていろんなことを諦めているくせに、それでいて妙な行動力があるキャラクターであり、だからこそ彼に惚れるガハマさんも魅力的な人物となっているんだろう、とも思うわけですが、今回の趣旨から外れそうなので詳しくはまた別の機会に。
結局のところ、年齢を重ねたからとかではなく、優れた作品と出会えるかどうかという問題なんだろうなと。これからも良い作品に出会うためにアンテナを広くとっていきたいところです。
 
というわけで今日はまだ6月18日。ガハマさん誕生日おめでとう。