けいおん! 第13話「冬の日!」

番外編ということで、いつも一緒にいる4+1人が別行動をとる話。一人で冬の海に行ったり、ファーストフード店でバイトしたり、猫の世話をしたり、ラブレターをもらってドキドキしたりと、いつもとは違う一面を見せてくれるわけですが、その中で唯だけはいつも通りマッタリしているという。
バラバラに行動していた4人が、バイトで失敗したりしてそれぞれに煮詰まっているところに、唯が空気を読まないメールを送ることで事態を良い方向へと導くのが、彼女らしいところでおかしかったり。
彼女の天然ぶりが皆を助けるみたいなことになっているわけで、ここら辺は前回において唯が周囲からいかに愛されているかが描かれつつも、正直そこまで愛される理由はなんだろうと納得いかないところもあって、主人公の役得なのかなぁと思っていたわけですが、この件が回答となっているようにおもいました。この点において最終回と対になっているのかなと。小道具として携帯を上手く用いているのもよく出来ているなと。
頭の方で何度か繰り返されていた脚のアップが、先細りの独特なデフォルメとなっていて印象的。日常的な細かい仕草を丁寧に拾う演出とそれを可能にする作画が、いつもながらに素晴らしかったです。