2010-01-01から1年間の記事一覧

俺が「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を見た上で覚えた違和感について考えてみる

容姿学業スポーツと各分野に秀でた完璧超人な妹が、妹もののエロゲ好きのオタクだったということで、インパクトのあるキャラクターによって今期の注目作となっているわけですが、個人的にどうにもこの作品に対してモヤモヤとしたものがぬぐえないので、それ…

雫の乳首が解禁されたついでに「けんぷファー」は彼女を救済する物語であったという主張をする試み

雫会長の乳首券発行でけんぷファーが久しぶりに話題になってるので、これを逃したら二度と書く機会がないと思われることを書いておきますよ。 個人的にはこのケンプファーというアニメ、バカバカしいノリと雫というキャラクターが気に入って、BDは一巻から買…

アニメを語る上で読んで欲しい三冊

不定期更新化するついでに感想を書く上での種本というか、個人的に影響を受けたものを三冊ほど挙げておきます。 「文学部唯野教授」筒井康隆 かなり昔に読んだ本だけれども、主人公による講義という形で解説される批評理論の数々に、批評といってもいろいろ…

お知らせ

不定期更新になります。 理由はアニメの感想を書く時間を別の事に使いたくなったためです。 感想を書くことに飽きたとも言えますが、別にアニメを見なくなったわけはないし、書かずにいられない何かがあれば書くつもりなので、優先順位が自分の中で少し下が…

君に届け 第18話「千鶴の恋」

矢野と吉田の恋模様を描く新展開。主に矢野を中心に話が進むわけですが、彼女の想い人が幼なじみということで、真田と両想いなのに近すぎて逆にお互いの気持ちに気付かないみたいな展開なのかと思ったら、矢野が好きなのは兄の方だったという。真田もそれを…

バカとテストと召喚獣 第6話「僕とプールと水着の楽園――と、」

水着回にしてお風呂回ということで、まるで盆と正月が一緒に来たようなサービスぶり。大きいのから小さいのに加え、そもそもあるのかどうかも分からないのまでいたりして、なかなかにバリエーション豊かな構成でしたよ。揺らしたり外れたり止め絵で全身を舐…

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第6話「彼方ノ休日・髪結イ」

カナタの休日の出来事を、前半はリオたちの、後半はカナタの視点で描くということで、お互いに関係のなさそうな二つの出来事が、まるで誰かが意図したかのように繋がって、すべてが丸く収まるという話でしたよ。 前半の件では、大げさな芝居を打ったりして、…

おまもりひまり 第5話「悩める猫と平常心」

規制という名の発光現象が各所で話題になっていたりして、該当する画像をネット上で目にしたりもしたわけですが、どうせTVで放送できない部分は描いてないんだろうし、見た目が幼いというだけでそんなに躍起になって隠すほどのものじゃでもないような・・・など…

とある科学の超電磁砲 第18話「あすなろ園」

美琴と黒子が住んでいる寮の寮監様の当番回。レベル5とレベル4の二人でも頭が上がらない女傑として描かれている彼女にも恋の季節が訪れて、いつもの4人がその手助けをするみたいなありがちな話でしたよ。 オチの方も上手くいったかに思えて実は・・・という、こ…

デュラララ!! 第5話「羊頭狗肉」

今回のナレーション担当は紀田正臣ということで、彼の視点から帝人や杏里、そして池袋という場所が語られる話。女と見れば声をかけるみたいな軽い行動とは裏腹に、帝人に対する友情や、それ故に彼を裏の世界に近づけまいとする気持ち、そして彼自身がかつて…

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第5話「4月20日 オンナノコのきもち/1月31日 まっすぐな言葉」

前半は身体測定ネタで、後半はゆのの回想で美大を目指す先輩との交流を描くという構成。 身体測定の方は細かいネタを繋げて行く作りで、原作が四コマ漫画であることがよく分かるようになっていましたよ。後半は美大を目指す先輩が、ゆのと出会うことで絵を描…

バカとテストと召喚獣 第5話「地図と宝とストライカー・シグマV」

学園主催のオリエンテーリング大会で吉井が、美波の妹のためにストラップを手に入れようと奮闘する話。ストラップの件で学園長から心ない発言を受けたことで、吉井と彼女との間に確執が生じるわけですが、それ以降の話でそれが掘り下げられることはなく、不…

君に届け 第17話「休日」

爽子たちの休日の出来事を描くということで、ピンの風邪騒動もあったりするわけですが、最後にはやっぱり、爽子と風早がイチャイチャするところに行き着くという。ガサツで自己中な人物として描かれていたピンが、意外な気配りを見せたりして彼の株が上がる…

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第5話「山踏ミ・世界ノ果テ」

カナタとクレハとノエルの新米三人組が山を登る話。何かの警報装置の動作チェックを兼ねつつ、フィリシアは遠足と言う一方で、リオは訓練と言ったりして、目的がよく分からなかったりもするわけですが、実際の道中も荷物に潰されそうになったり水浴びをした…

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第4話「インタビュー ウィズ ヴァンパイア」

ミナの記者会見とそこで起こる爆殺未遂事件ということで、彼女のみならず、ヴァンパイアそのものの存在を消し去ろうとする存在を仄めかしつつ、ミナの見た目通りの子供っぽさと、その姿からはおよそ想像もつかない剛胆さが描かれておりました。 会見の前に学…

おまもりひまり 第4話「野伊原の白いネコ」

主人公とひまりが故郷に帰るの巻。先週の予告では小さい女の子が出てきたりして、コレまでの流れからして、その子を中心にしたちょっといい話になるのかなぁと思っていたわけだけれども、実際のところは、主人公がひまりとの過去を思い出したり敵対する妖怪…

とある科学の超電磁砲 第17話「夏休みのつづり」

アンチスキルコンビのメガネの方である鉄装綴里を中心に、教師たちの日常を描きつつ、仕事に行き詰まりを感じている彼女を描くわけですが、周囲に壁を作っている中学生と出会うことで立ち直るという話になっておりました。時代遅れのゲームを通して、ささや…

デュラララ!! 第4話「形影相弔」

首なしライダーことセルティの当番回。人物像を掘り下げながらその正体が明らかにされるわけですが、当たり前のようにデュラハンだと語られるのには驚きましたよ。これまでに、こういったオカルト的な存在の入り込む余地のある作品世界を匂わせるものはなく…

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第4話「4月15日 日当たり良好」

新入生たちが、ひだまり荘の一員として打ち解けるまでを描いていましたよ。 物怖じしない乃莉は、アッサリと馴染めるわけですが、内向的ななずなの方は、かなり苦労しているようで、なずなのために乃莉が手を差し伸べる話になっておりました。カーテンの柄選…

バカとテストと召喚獣 第4話「愛とスパイスとお弁当」

吉井の赤貧ネタを引っ張りつつ、お弁当イベントによって美波のツンデレぶりが描かれる話。ただ弁当を食べてもらうだけのことなのに、意識しすぎて素直に渡せなかったりする美波の様子が可愛らしくて良かったですよ。 すれ違いを繰り返した挙げ句に美波が弁当…

「化物語 第四巻 / なでこスネイク」感想

既に各所で話題になっているようですが、放送版から大幅なリテイクが入っているとの事でとりあえず見た感想を。結論を言っておくと、映像的な完成度はもちろんのこと、視聴者サービスについても、大幅な向上が図られていて大変満足のいく出来映えでしたよ。 …

君に届け 第16話「夜噺(総集編)」

総集編。コミュニーションが不得手な女の子が、男の子と出会うことで一歩を踏み出し、友人を得たり、ライバルの登場により恋を知ったりするという、これまでの話を簡潔にまとめたオーソドックスな内容となっていたわけですが、それを謎の小人たちの視点から…

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」

カナタとノエルが街へ買い出しに出かける話。カナタがイルカのガラス細工を眺めたりするあたりは普通の女の子だったりするわけですが、戦災孤児と出会うことで二人に軍人という立場の重さが突きつけられるものとなっておりました。 カナタは性格のせいかそれ…

刀語 第1話「絶刀・鉋」

西尾維新の小説をアニメ化する西尾維新プロジェクトの第二弾。第一弾にあたる化物語の大ヒットが記憶に新しく、本作にも何かと期待をしてしまうわけですが、化物語と比べると普通な作りで、個人的にコレというものが感じられませんでしたよ。 内容としては、…

ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第3話「ティーンウルフ」

統治者としての側面が描かれることでミナという人物が掘り下げられる話。 主人公と同じ学園に編入する件は、権力にモノを言わせたワガママの類かと思いきや、自分の通う学園を自分で用意していたという周到さが面白かったですよ。 そしてその件と彼女がヴァ…

とある科学の超電磁砲 第16話「学園都市」

固法と黒妻の話の後編ということで、時が過ぎて進む道は違えたものの、お互いの生き方を尊重するみたいな少し大人の関係が描かれていましたよ。ジャッジメントになった固法が黒妻と協力する一方で、かつての仲間であり組織を守ろうとした蛇谷が二人に倒され…

デュラララ!! 第3話「跳梁跋扈」

話の中心が再び帝人に戻り、彼の視点から池袋の街とそこで生きる怪しげな人々を描く話。彼の行動に、アフリカ系ロシア人であるサイモンのナレーションをかぶせることで、枯れた大人の視点みたいなものが加わっておりました。前回はナレーションがちょっとう…

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第3話「4月8日〜9日決断/12月10日カップ小さいですから」

放送前に情報があったとおり、OPにいろいろ追加されていたけれども、これで完成形になるのかな。ひだまり荘の面々が元気よく動き回る様子が楽しくて、なかなか良い出来映えでしたよ。ただOPは完成したものの、本編の作画がそこはかとなく怪しくて、原作を受…

おまもりひまり 第3話「メイド in ネコ」

前半でミズチの件を片付けて、後半でメイドキャラの投入と彼女にまつわる事件の解決ということで、どちらも普通に1話ずつかけられそうな話なんだけれども、これまでと同じように、どちらもさっさと片付けてしまうスピード展開。 話の進みは早いものの、端折…

「バカとテストと召喚獣」の第3話に見られる繰り返しと対称性について

バカテスの3話が大変面白かったので、それについていろいろ考えてみましたよ。 話の中身としては、吉井と彼を取り巻く人物たちの、おバカな日常と不器用な恋愛に費やされているわけですが、単純にそれらを並べて見せるだけでなく、それぞれのネタに繰り返し…