ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第6話「彼方ノ休日・髪結イ」

カナタの休日の出来事を、前半はリオたちの、後半はカナタの視点で描くということで、お互いに関係のなさそうな二つの出来事が、まるで誰かが意図したかのように繋がって、すべてが丸く収まるという話でしたよ。
前半の件では、大げさな芝居を打ったりして、見た目にはギャグっぽかったりしつつも、やってることは密造酒の製造とその利権の確保ということでなかなかに生臭い話。砦の乙女と街の人々のしたたかさみたいなのが描かれていましたよ。一方の後半は、教会の孤児の形見探しを通して、シスターとの心の交流にカナタが一役買うみたいな、ちょっといい話で、前半と後半でのギャップが印象的。方向性の異なる二つの出来事が、それと意図したわけでもないのに落石事故によって交叉して、外から来たマフィア以外の人物たちの抱える問題が解決されるのは意外性がありました。
カナタの私服姿は、普段が軍服ばかりなせいかカラフルで新鮮。市で見つけたTシャツは、かなり毒々しいデザインだったりして、このアニメの世界観がますます分からなくなったりしましたよ。