バカとテストと召喚獣 第6話「僕とプールと水着の楽園――と、」

水着回にしてお風呂回ということで、まるで盆と正月が一緒に来たようなサービスぶり。大きいのから小さいのに加え、そもそもあるのかどうかも分からないのまでいたりして、なかなかにバリエーション豊かな構成でしたよ。揺らしたり外れたり止め絵で全身を舐めるように見せたりと大変よろしかったですよ。
ギャグ的にもキレのあって楽しめる出来映え。ムッツリーニの鼻血オチに雄二と翔子の絡みに秀吉と、これまでの繰り返しが多く、ネタが読めてしまったりもするんだけれども、やっぱり笑ってしまったり。お約束のギャグが成り立つということは、各人物のキャラが立っているわけで、そういう意味でもよく出来ているんだなと思いました。
秀吉専用更衣室と秀吉湯のいわゆる天丼も秀逸。お湯のでないシャワーを原因とする明久と雄二の争いにはじまり銭湯で終わるあたりも、話としてのまとまりみたいなものがありました。
それにしても秀吉の性別については謎が深まるばかりで、銭湯でのサービスシーンで一番時間を使っていたり、明久たちだけでなく姫路や美波からも当たり前のように女として扱われていたり、でも姫路のお菓子を食べずにすむのは誰かレースには他の男子と一緒に参加していたりと扱いがどっちかつかずでよく分からず。
考えられるパターンとしては、
1.本人の主張どおり心身ともに男
2.生物学的には女なのに、本人の自己認識はなぜか男
となるんだろうけれど、まあ本当の所は曖昧なままにして、第三の性:秀吉として弄られるのが、やっぱり面白いところなのかなと。