練馬大根ブラザーズ 第12話「俺のフィニッシュ! 見ておくんなま!」

説明されても、やっぱり意味が分からない練馬区民営化がスゴいですな。主人公側と敵側が対立するとかしないとかいう以前に全く話が噛み合ってなくて、はじめは何やりたいのか良く分からなかったんだけど、モデルになった人をパロったギャグなんだなと気付いてから、一言一言に笑っちゃったり。そのせいで、最後にブラザーズの歌を聴いて勝手に納得して帰っちゃったりと、いまいち盛り上がりが弱かったような気もするけど、まあ、言葉での意思の疎通が難しい相手でも、音楽は心を伝えるということで。あと、刑事の職を捨ててブラザーズに協力したユキカや復活したユーケルとドナベナベにフォローがなかったりして、ちょっと駆け足気味だったのが、もったいなかったなと。パンダと金貸しダンサーズが助けにくるあたりは良かったんだけど。
シリーズがはじまったときは、ミュージカルアニメなんて無茶な企画、TVで出来るんかいな、とか思ったりしたんだけれど、終わってみれば危険だったのは一回だけで、それ以外は歌も踊りも申し分ないレベルで、普通にミュージカルとして楽しむことが出来ましたよ。世相や人物を皮肉ったネタも刺激的だったし、よくこんなヘンテコなアニメを作れたもんだと、感心することしきりです。