ながされて藍蘭島 第3話「役立って、居候」

島の生活に馴染まないようにと抵抗しながらも、世話になっているからと手伝いをする主人公の人の良さが好印象。彼が何をやっても役に立たたないところが笑いどころになりつつ、その存在理由が問われるわけですが、いる事に意味があるというすずの言葉で救われるあたりは、この手の作品らしい癒し系の結末といったところ。
手伝いをする主人公の姿を通して描かれる島の住人たちの自給自足の生活が楽しそうで、異常にデカい野菜や変な生き物が微妙な異世界感を醸し出しているのも面白かったですよ。
巨大松茸を採集する女の子という絵面の分かりやすさに半分あきれながらも、シワが描き込んであったりする妙にリアルな松茸のせいもあってちょっと興奮。洗濯の時の揺れ具合や直接掴ませるといったサービスシーンも素晴らしく、主人公がモドキに食われ続けるギャグや、前回海に落ちたあやねがさりげなく漂着しているネタの細かさにも笑いました。