おおきく振りかぶって 第7話「野球したい」

三星戦に決着。再逆転に成功して西浦が勝利を収めるわけですが、期待の四番が外野フライに打ち取られたり決勝点がバントで入ったりと意外性のある捻った展開になっていて面白かったですよ。三星側の最後の攻撃を三者凡退で締めるのも決まっていて、試合を通して三橋と阿部のバッテリーが形になったことを思わせるものでした。
逆転を許してベンチに入れない三橋を田島が連れて戻るあたりは、新しいチームの全体に結束が生まれたことを見せるいい場面。試合後に元のチームメイトたちが三橋に詫びるところは、お互いに全力を出したが故に分かり合えるみたいな感じでなかなかに熱い場面となっておりました。
とりあえず今回でひと段落。いわゆるBLを連想させる描写が引っかからなくもないんだけれど、あくまでバッテリーの信頼関係を描くところから外れる事はないので見る側の妄想力にゆだねられている印象。主人公側だけでなく相手側のチームの描写も丁寧で意外性のある試合の運びも面白く、今後の展開を期待させてくれるものでしたよ。