キスダム -ENGAGE planet- 第10話「咎人」

ロキの言動が支離滅裂過ぎ。罪を償うとか言ってるあたりは、自分が仲間を手にかけたことが分かっているんだろうけど、それをハーディアンのせいにして主人公を倒してネクロダイバーになろうとしたり、途中から主人公に対する私怨で攻撃していたりと、約束を守ると言ってるわりには行動がひたすら自己中で、戦いに敗れて間違いに気付くわけだけれど、責任取らずに自分で命を絶ったりして、付き合わされる視聴者としては、その支離滅裂で最後まで自己中なところに笑いながらも徒労感を味あわされるというか。最後に突然仲間たちの幻が現れて、生きてさえいれば云々いう、主人公の独白の取ってつけた感もなかなかのものでしたよ。
作画は比較的安定。特にヴァルダの表情に力が入っていた感じで、主人公を守るために自分を犠牲にしようとしたり、お姫様だっこをされたりと妖精を愛でるアニメとしては正しい作りになっておりました。あの状況からどうやって助かったのかとか、主人公が不気味な日本人形と彼女を重ね合わせたりする意味の分からなさ(服が似てなくもないわけですが)は、今更気にしても仕方ないので考えない方向で。