喰霊-零- 第1話 「葵上」

とりあえず雑魚っぽい敵と戦うことで、霊が害をなす世界やそれと戦う特殊部隊という設定の説明、そして主人公が抱えているトラウマを見せるよくある一話目かと思っていたら突然の超展開。これから活躍するかに思われた登場人物たちが次々と倒れていく様は、あのキスダムを彷彿とさせるわけですが、作戦が終わって一安心みたいなところで惨劇がはじまるあたり、いかにも世界の終わりといった状況で事態が進行するキスダムと比べても、よりインパクトのあるものとなっておりました。
主人公まで死んでしまってどうやって話を続けるつもりなんだろうという疑問がわくところで、とりあえず予想出来る展開としては、実は死んでないとか死んだけど復活するとか、夢オチとか時系列を入れ替えて放送しているとか、いくつか思い浮かぶんだけれども、実際のところどのような展開になるのか期待したいところ。意表を突いておいて予想の範囲内では単なる出オチになってしまうので、そうならないことを願いつつ。
話のほとんどをアクションシーンで占めるのは、なかなか力の入った作り。単なる力押しでなく、巨大な霊を駆除するためにきちんと作戦を立てて戦うのはちゃんと考えてあるように思いました。