みなみけ おかえり 第12話「あったかい所」

夏奈と千秋を中心としたエピソードを、いつもながらのマッタリとした雰囲気で。
ケンカをしたり、協調して隠匿を謀ったり、気まぐれに面倒見が良くなったら不安がられたりする様子は、仲がいいんだか悪いんだかよく分からないけれども、姉妹ならではの関係がよく出ているように思いましたよ。
内田とマキが一瞬で敗れた千秋との口げんかで、夏奈が一時的にとはいえ千秋の動きを止めるあたり、さすが扱いがよく分かっているんだなと。スカートの件は、隠したせいである意味最悪の事態を招いたわけですが、原因を作った二人は結果を知ることもなく、当の春香は原因を追及するどころではないという噛み合わなさ面白く。
Aパートは細田直人が一人でコンテと演出と作画監督と原画を、Bパートは友岡新平がコンテと演出と作画監督を担当するということで、それぞれの作り手の個性が強く出ていた印象。
Aパートは、ハイライトの多めな絵柄と随所に入る話の流れを示唆するような交通標識が印象的。Bパートは、いつもよりも人物の動きのグネグネ感が増していて、どちらの場合も、いつもとはひと味違う凝ったレイアウトとなっておりました。