絶対少年 第20話「マテリアルフェアリー」

迷走を続ける登場人物たちから先んじて正樹が復活。横浜組の中では一番頼りないというか優柔不断というか、そういうキャラだったのでちょっと意外な展開ですな。まあ、須河原や深山長女といった年上のお姉さんに目をかけてもらってるわけだから、それもアリか・・・とも思えるけど、良く考えてみると、須河原はともかく深山長女とは3、4回会っただけなわけで、その程度の関係の人間から助言を受けただけで、そんなに変われるもんなのかなと、ちょっと不自然な感じで御都合主義なような気がしなくもなく。
成基と歩は、希紗に対する負い目からあいかわらず迷走中。理絵子は希紗のことを気に掛けながらも、どうしていいかわからず、正樹に八つ当たり、といったところかな。希紗は目にクマを作ってうなされたりして前回よりも悲惨な状態に。ブンちゃんを失った直後は怒りの方が強くて精神的に張り詰めていたんだけど、時間がたつにつれて喪失感の方が大きくなって、心身ともに崩壊寸前といったところですかね。
復活した正樹が、どうにかしなきゃ、とやる気だけは出してるようですが、4人の中で一番格下扱いの彼に何ができるのかと心配にもなるけど、今の状況は、見てるこっちの方もツラいので、彼の頑張りに期待したいところです。
と、まあ話の方はシリアスな状況なわけですが、理絵子のパンチラといったサービスがあって、ちょっとうれしくなってみたり。冒頭の希紗がうなされる場面も見方によってはいろいろな妄想を刺激してくれるし、公園で浮浪者の視線におびえる理絵子というのもそそられるものがあったりするわけで。こんなときにもエロスを入れてくるあたり、さすがは望月智充だなと、改めて感心するのでありました。