舞-乙HiME 第20話「ニーナと呼ばないで」

ハルカ笑いすぎ。いや自分も笑ったけど。ガルデローベに協力しないというユキノの判断は冷酷なようだけど、それだけこの世界の平和が危ういパワーバランスの上に成り立っているということなんでしょうな。情に流されないあたりは、さすがは一国の指導者といったところだけど、笑いすぎると死ぬからってのは全然フォローになってない気が。
「オトメになんかなりたくない」と言って逃げ出したアリカなわけですが、自分の命が危険にさらされると、やっぱりその力を使ったりするわけで。彼女の復活を見せるために怪物に飲み込まれたような展開だけど、こういう分かりやすいのは好きですよ。グダグダ悩まれても退屈なだけだしね。
襲撃を受けて混乱するアスワドの民を一瞬でまとめるミドリがカッコよくて、指導者はかくあるべしといったところか。マシロが熱い視線を送るのも当然で、力の善悪を問うアリカに、キッパリと生きる為に必要なモノと答えるのもさすが。
サブタイにもなってるニナとセルゲイの絡みは、ニナの気持ちを再確認しただけで特に進展なし。目を逸らすあたり、セルゲイも彼女の気持ちに薄々気付いてはいるようですが。
しかし、あのシズルが押し倒される側になるとは。前回の17歳ネタといい、いい意味で視聴者の裏をかいてくれますな。状況の変化を利用して憧れのお姉さまをモノにしたトモエですが、予告を見ると、逆に利用されそうな気配が。
あいかわらず大勢のキャラクターの動きを整理して見せてくれて、その上手さに感心させられるんですが、今回はちょっと作画が怪しいところがあって残念かなと。シリーズも終盤を迎えて、製作現場もいろいろ大変なんだろうけど頑張って欲しいところです。