プリンセス・プリンセス 第3話「初仕事、姫様応援団」

応援されて舞い上がる他の生徒達とは対照的に、主人公達が打算や処世術として姫を演じていることが語られて、ありえない設定の割には、彼らに共感できるようになっているのが実はすごいのかも知れず。嫌がる実琴を、経済的な理由で姫になった亨を気遣って裕次郎がたしなめたり、それを受けて実琴が自分から姫の衣装を着ようとしたりと、友情物語としてもキチンと作ってあってなかなか面白いんじゃないかと。まあ、生徒会長の代の時のことがセリフで語られるだけで、他校の生徒の反応を直接見せないのは、やっぱりファンタジーなんだなと思うわけですが。前半と後半の作画の質の違いが大きくて、まだ頑張ってるけど先行きがちょっと不安。このアニメで作画が崩れたら、真剣に見るに耐えないシロモノになるので、どうにか踏ん張って欲しいところ。