内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎 第1話「追跡者…チェイサー」

戦闘機で飛んできたり、高級ホテルにアロハシャツで現れてその場で着替えたりよく分からんけど凄そうなカード持ってたりと、とにかく主人公が破天荒なキャラクターであることを印象づける導入。その後も、よくわからん車に追いかけられて、牧師に襲われて、トレーラーに囲まれてと、B級映画のクライマックスのような場面が続くんだけど、作画とテンポの悪くて、どうにも脱力した笑いが。最後にヤクザに囲まれて絶体絶命の主人公、というところで、上層部の取引でヤクザが降りたり、はじめに出会ったCIAが何故か駆けつけたり海兵隊が登場したりと、主人公は何もせずに事件が解決したりして、なんかもう脱力感をこえて虚脱感が。
ベタベタで過剰な展開と設定がこの作品の持ち味で、それに突っ込みながら見るのが正しい鑑賞法ってことでいいんでしょうかね。全然動かない作画や画面を割って人物の顔を入れていく演出の古臭ささも笑いどころなんだろうけど、この先ずっとこんな調子だろうし、まあ見ても見なくても同じかなと。