金色のコルダ 第11話「白と黒のアダージョ」

柚木先輩豹変。魔法のバイオリンで演奏していることに負い目を感じていた日野が吹っ切れたと思ったら、今度はその素直さ故に先輩にキレられるという展開。問題が解決されたことが次の問題を生み出すということで、飽きさせない作りになっていて感心しましたよ。元々怪しい雰囲気の柚木だったけれど、口元のアップを見せることで、彼の裏の感情の変化を追うのが冴えた演出でした。
柚木だけでなく、ほかのキャラのフォローもちゃんと入っていて、特に冬海の「かほ先輩と呼んでいいですか」発言は可愛らしくてよろしかったです。日野の演奏の良さを志水に語らせるのは、音楽にしか興味がない彼のキャラを生かしている印象。彼が結果発表を見に来るところのロングショットで、ちゃんとゆっくりした動きになっているのが細かい仕事でした。