金色のコルダ 第16話「うそつきなヴァイオリン」

落ち込む日野とワックワクな火原の対比が印象的。
魔法のバイオリンの件で日野が落ち込むのは、既に何回か繰り返しているんだけれど、今回は実際に弾いて自分の実力のなさを思い知らされた上に子供たちから厳しい言葉を聞かされてと、今まで以上にダメージが大きそう。本当に上手くなれば問題ないわけだけれど、一朝一夕に上達するはずもなく、問題の解決策が見えているのに解決できないもどかしさが苦しいですよ。このアニメがはじまったころは魔法のバイオリンの都合の良さに、おいおいとか思ったんだけれど、この設定をここまで深く掘り下げてくるとは思いもよりませんでした。
日野が落ち込んでるところを見て、火原も一緒にテンション下がるあたりは、彼女のことを本当に想っていることを感じさせる描写。日野と月森の様子を見て誤解しているようでもありますが。カルテットの話が出た時の志水の食いつきの良さが意外で、崩し絵に描き文字まで添えられるのが、今までにない感じの演出で印象的でした。