のだめカンタービレ 第3話「Lesson3 打楽器の女王」

ティンパニの真澄ちゃん登場。ヒロインが嫌がらせを受けるという定番の展開ながら、あまり陰湿にならずにギャグとして楽しめるようになっていて、ここら辺はモジャモジャ頭のゲイという彼の捻ったキャラクターと、今時そんなのをやるのか、と思わせる古典的でベタベタなイヤガラセの方法のおかげかなと。
千秋をデートに誘う勝負で、共に敗れた二人がアンサンブルを組んで和解(というか一次休戦?)するというのが、この作品らしいところで、最後に千秋がそこに加わるのというのが上手いまとめ方。壁にぶつかった千秋が、のだめをはじめとする他の人物が音楽を楽しむ姿を見て、自分も出来ることをしようと思い直すのは、この作品を通して何度も繰り返されるパターンだけれど、見てる方も前向きな気持ちになれるいい話だと思いましたよ。
のだめが側にいないせいで何気に千秋が寂しそうだったりするあたり、徐々に変態の森に取り込まれつつあることを感じさせる描写でした。