がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第7話「なつのおしまい(ばいばい)」

夏休みの最後の日に、学園祭の準備でテンパりながらも充実している生徒会に、学校合併の計画が影を落とすといったところ。
突然、部屋の模様替えをはじめるとか言い出して危ない目で「まっすぐでゴー」を繰り返すまなびをはじめとして、登場人物たちが寝不足で壊れていく描写がキレていて笑わせてもらいました。未だに何のためにいるのかよく分からない桃香の微妙なポジションもいい味を出しているなと。
愛洸の生徒会長の質問に対して、「見えるんだよ」とまなびが答える場面の演出が印象的。突然スローモーションになるのが、よく分からなかったりもするんだけれど、まなびの学祭にかける情熱を知って衝撃を受けた生徒会長の主観的な時間の経過を現しているんでしょうかね。
「夢の続きを見ているよう」という光香の言葉が切なく。話の方もまさに夢のままで終わりそうな展開になっているわけですが、彼女たちがそれをどう乗り越えて見せてくれるのか期待したいところ。
作画もあいかわらず丁寧な仕事。描き込まれた背景もいい仕事で、バスのデザインや停留所の電光掲示板といったちょっと未来っぽいデザインがある一方で、街角の丸い郵便ポストや花火といった小物が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しておりました。