ひだまりスケッチ 第11話「まーるキャベツ」

動物園での野外実習から吉野屋先生の謎にせまるという流れ。
実習中の出来事を、即時的に見せる場面の直後に、実習が終わった後でゆのと宮子がその出来事を振り返る会話を入れるのは、二つの視点からその出来事を描写する仕掛け。時系列を行ったり来たりではじめは戸惑うんだけれど、そうなっている事が分かると、ゆのと宮子が先輩を含めた4人でいる時と2人でいる時の微妙な雰囲気の違いが出ているようで興味深いところ。
吉野屋先生を拾ってからの、彼女に関する噂話もどれが突拍子のないものばかりで、いくら本人が突拍子もないからといっても、それはないだろうと思わせておいて最後に本人の一言で更に謎を深めるオチも面白かったですよ。写真を使ったりどこかで見た事のあるキャラが紛れ込んでいたりする凝った画面作りが復活していて一安心。