エル・カザド 第2話「待つ女」

娘の存在が明らかになった時点で帰ってくるのは予想出来ることなんだけれど、彼女とエリスをさらった男を撃った母親との関係がどう転ぶのかギリギリまで分からないようになっていたのが緊迫感があって最後まで目が離せない展開。自ら嫌われ役を演じ、最後には涙を流すナディが情に厚い人物として描かれていたのも印象的でした。
力を使う場面でのエリスの表情がやたらと艶っぽ描かれていたのがよろしかったんですが、彼女を追いかけてるらしい少年まで一緒に興奮していたのには笑ってしまいましたよ。眼鏡のお姉さんに子連れの賞金稼ぎと、メインの二人と他のキャラクターの繋がりも見えてきて、この先、彼らがどういったドラマを見せてくれるのかと期待を持たせてくれます。
作画は人物のアップが多くて苦しい感じだったけど、終盤で車が垂直に画面に入ってくるカットは意表を突いていて面白かったですよ。