ながされて藍蘭島 第6話「さがして、くまくま」

ゆきのの当番回。いつも一緒にいるクマとの友情を見せつつ主人公との交流を描くといったところで、なかなかいい話でしたよ。
焚き火を囲む場面でカモカモとか鳴いてるだけの動物たちと、主人公以外の人物が普通に会話をしているのがシュールで笑えるんだけれど、それだけではなく、ラストで主人公が島に馴染んで動物語を理解するようになる前フリにもなっているのが巧いところ。すずが、主人公が彼女を守っている云々という話を否定し、犬に何かを言われた後の意味深な沈黙も、動物の言葉を視聴者が理解できないことを生かして、主人公に対する彼女の感情を仄めかすものとなっておりました。最後に仲良くなった主人公とゆきのの姿をみて複雑そうな表情を見せるのも気になるところ。
キレのある動きで期待を持たせたあげく、カモに一撃で弾き飛ばされるというあやねの出オチっぷりがいい味を出してて、やっぱりおいしいキャラだなぁと。