sola 第9話「ヤクソクノハテ」

茉莉を中心に二つのバトルを見せる展開。対蒼乃では紙を使った彼女の能力を、対剛史では茉莉の能力や人間離れした派手なアクションを見せてくれて、それぞれに趣向を凝らしたものとなっておりました。
繭子の仲裁で剛史との戦いに終止符が打たれるわけだけれど、歌に合わせて回想を綴り離れかけていた二人の心が再び通じ合うところはなかなかに泣かせる演出。少年の頃の思いを貫いた剛史が素直にカッコよく思えるもので、おにぎりやぬいぐるみが、繭子を通しての三人を繋がりを象徴する小道具として生かされているのが巧い扱い方でした。夜禍について誤解したままなのに、結果的に茉莉の居場所について話が通じていたりする真名の友人が立ち位置が面白いところ。