アイドルマスター XENOGLOSSIA 第10話「不協和音(雑音)」

アイドルに対する考え方の違いが組織内での不和を生む話。
真がデータを改ざんすることで伊織を陥れるのは一歩間違えば死んでいたわけで、ちょっとやりすぎの感があるんだけれど、アイドルを道具として扱うことで高い成績を維持して来た彼女の焦燥感や、何度かフラッシュバックで入る過去の事故らしき映像からアイドルの心を否定しなければならない彼女なりの理由がある事が分かるので、その動機は納得できるものになっていたように思いましたよ。自宅での梓と真のパスワード云々の会話で、今回の件について梓の意味ありげな立場を匂わせるのも気になるところ。
努力が実って正規のマスターになった伊織にとっては辛い展開。マスターに選ばれた時にわざわざ人気のないところに言って喜ぶあたりが伊織というキャラクターをに感情移入させるものとなっていて表情をづけも素晴らしかっただけに、最後の落ち込みようは見る側としても辛いものでした。
組織の中での複雑な人間模様が描かれ不安を残す中での行方不明のアイドルの発見と、物語が新しい局面に入って面白くなってきましたよ。