キスダム -ENGAGE planet- 第14話「再離 −サイカイ−」

アイバたち一行が、海まで行った挙句に渡る手段がなくて逆戻りという手際の悪さに脱力したわけですが、この後の強引なすれ違いと比べれば、この程度の行き当たりバッタリ展開はまだまだ序の口という。
タイミングが良すぎるのはともかく、イマイチ必要性が分からない日食の無理矢理感もなかなかのものなんだけれど、ヒロインたちが絶体絶命の危機というところで、二人のシュウが同時に登場して共闘という流れは熱いものがあって、話はグダグダなのに何故か面白いというあいかわらずのキスダムクオリティ。友情を再確認した後で、それでも女を取る七生に軽い驚きを覚えましたが、おかげで主人公の復讐しかなかった物語にも幅が出てきて先の展開に期待を持たせるものとなっておりました。
乃亜とイエラが別行動を取った理由を指摘するヴァルダの分析が鋭く、生身になったことで人の心が理解できるようになってきたのかなと。予告のネタ切れ発言に笑いながらも、妖精さんたちの蔑むような表情にゾクゾクしてみたり。