瀬戸の花嫁 第19話「ショウほど素敵な商売はない」

修学旅行二日目。燦と永澄を別れさせるという明乃の本当の理由が明らかになるわけですが、策士策に溺れるというかミイラ取りがミイラになるというか、人間の醜さを暴こうとした計画に自分も巻き込まれてみんなで大暴れというカオスな話に。ぬくもりを求めて抱きしめるよう迫る明乃の壊れっぷりとか、名前を呼ばせようとする委員長の望みのスケールの小ささに笑いましたよ。
薬の効果によって燦が永澄に一筋である事が改めて確認されるわけですが、一方の永澄は薬を飲まずに、女性キャラたちから迫られ燦に助けられつつも、その本心が明らかにならないあたりが上手い話の運び方。ラストシーンでは、燦と一緒にいたけれども明乃の揺さぶりでこの先どう転ぶのかといったところでしょうか。
作画がところどころ怪しかったけれども、壊れた表情が多かったせいかあまり気にならず。作画のレベルが落ちるのを見越してこの話を持ってきたのなら上手い具合にハマっていたなと。橋の上で明乃の着物がはだけた時の謎の光が激しく気になってしまって、エサだと分かっていても思わず食いつきそうになってみたり。