みなみけ 第3話「球蹴り番長再び」

珠蹴り番長こと藤岡が今回も次女に振り回されるわけですが、最後には南家に受け入れられて三女を抱っこするご褒美までついて来たりして、次女に振り回され続けたのはすべてココに至るまでの試練だったんじゃないかと思えるような話。
藤岡に告白された次女が、再び三女の超推理を真に受けたり姉妹に受け入れられた彼を追い出したりと、あいかわらずのエキセントリックな行動をとるんだけれども、その根底には、恋愛感情そのものを遠ざけ三人姉妹の閉じた関係を維持しようする心理が無意識に働いているようにも見えてしまいましたよ。テストの結果で改ざんを繰り返しても次女が負け続けるあたりは、藤岡の方が一枚上手であることを暗示しているようでもありますが。
今回も次女を中心に話が動く作りになっていたわけですが、藤岡との絡みを通して彼女の意外に複雑そうな内面が垣間見える話になっていたように思いますよ。