みなみけ 第7話「いろいろな顔」

南春香の番長伝説の巻。伝説を聞いた次女が目茶苦茶楽しそうだったわけですが、「セクハラ教師に花瓶の水をぶっ掛ける事件」を聞かされた春香の動揺ぶりから回想に入り、番長と呼ばれることに抵抗しつつも伝説が生まれる過程を描くという流れが秀逸。番長に興味津々といった小学生時代の次女の様子から、はじめの図書館の場面に繋がるようになっていたり、昭和の遺物であるはずの番長が、敬愛する姉だったりするオチも面白かったですよ。
マコちゃんネタは何がどのくらい見えていたのか気になるところで、冷めた次女に恥ずかしそうにしている内田、そしてよく分かっていない三女とそれぞれの反応の違いが面白く。不審者としておじさんが取り押さえられる場面は、災難のようなある意味うらやましいような何ともいえない気持ちになりましたよ。
ネタの転がし方や倒錯した味わいは今回も好調。作画がちょっと微妙だったりしたけれど、それをあまり意識させない出来栄えとなっておりました。