げんしけん2 第10話「オタク・フロムUSA」

原作者、木尾士目による脚本回。米国オタクのアンジェラとスーが来日して、持ち前の押しの強さでげんしけん(というか主に斑目)を混乱に陥れるみたいな話。斑目の手を見てアプローチをかけるアンジェラの手フェチぶりには笑いましたが、彼女が大野の言う以心伝心の意味を理解するところから、斑目の咲に対する気持ちに気づいて、人の気持ちは理解できるという意味深なセリフを言うあたりの流れが面白かったですよ。前半のお互いに意識しながらもまったく進展がない笹原と荻上の関係とあわせて、気持ちを言葉にして伝えられないナーバスなオタク心理を描く話となっておりました。
大野の笹原に対する田中より弱そうという評が辛辣。突発的にアニメのセリフを飛ばすスーの空気を読まなさに見ているこっちもハラハラしてみたり。