ナイトウィザード The ANIMATION 第13話「ハッピー・バースデイ」

柊たちがエリスの心を絶望から救い出して大団円。宿敵と共同戦線を張るお約束もあったりして最終回らしい最終回で安心して見ることが出来ましたよ。くれはが死んだことで閉じこもったエリスをそのくれはを復活させることで開放するというストレートな問題の解決は反則っぽい気もしましたが、まあ魔法が普通に存在する世界なんだからそれもアリなのかなと。やっぱり仲間が死んだ悲しみを乗り越えるみたいなのよりも生き返った方が気持ちがいいわけだし、アンゼロットにとっては、神に背いて世界と仲間を取る重大な意味もあるわけだし。
・まとめ
作画がシリーズを通して安定。学校に通いながら超常の力を駆使して世界を救うみたいな、ありがちな願望充足な設定ながら、エリスの攻撃がキリヒトに通ることの伏線が何度か貼られていたことをはじめとして、ストーリーが丁寧に作られていた印象。佐藤順一が絵コンテを担当した、メインの４人が仲間であることを描くスケートの話やエリスの存在する意味が明らかになる回は出色の出来ばえで、やはり名前の知られる人はいいものを作る事を再認識。柊と灯のバトルのように、地味なんだけれども、よく練られたバトルを見せてくれるのも良かったですよ。
はじめのころは古臭い話しだなぁなどと思っていましたが、だからこその安定した作りといったところで、合間に入るギャグも楽しく、見ていて懐かしい気持ちにさせてくれる作品でした。