Myself;Yourself 第13話「きずな」

やっぱり投げっぱなしで終わってしまって、予想通りだった他のキャラクターたちはともかく、メインの佐菜と菜々香まで過去の事件の真相とお互いのトラウマをさらけ出しただけで終わってしまって、どうにも消化不良なままでしたよ。かつて自分が同じことをやったから気持ちが分かるでまとまってしまったら、お互いに傷を舐めあってるみたいで、物語としてはイマイチ盛り上がりに欠けるように思いました。
突然10年後に話が飛ぶのもビックリで、いろいろあったけどみんながんばっているということなんだろうけれども、視聴者としてはその過程の部分を見たいわけで結末だけ見せられてもなぁという。まあ元々ゲームの販促アニメだし、そこら辺はゲームをやってくれということなんでしょうかね。EDの後にわざわざ「今度会う時には・・・」という菜々香のモノローグを入れるあたり、作ってる側にも思うところがあるようですが。
シリーズ終盤までのほのぼの友情路線は楽しく、そこから星野さんの告白でいきなり進路を変えたときには意外性に期待もさせてくれたけれども、結局まとめきれずに空中分解で終わってしまったのが残念でした。