げんしけん2 第11話 「その先にあるもの・・・」

結局、笹原の就活で締め。モラトリアムな学生だった笹原が、就職活動を通して自分を見つめなおし、成長する話としてはよく出来ていて、内定が出たときにはよかったなぁと一緒に喜んでいる自分に気づきましたよ。いろいろと身につまされるような展開で、特にオタクは自嘲と自虐に逃げるという咲の指摘が耳に痛かったです。
全体を通しては原作の面白さを生かしつつ、荻上の妄想劇場や田中と大野が正式にお付き合いすることになる話といった部分で、それを更に膨らませていた印象。原作でのクライマックスである荻上のトラウマ話までやらないのがもったないところで、上記のオリジナルな部分を削ればそこまでやれたような気もするけれど、そうすると今回のアニメ化の肝もなくなってしまうので悩ましく。やっぱりOVAかDVDのオマケにすることを見据えた展開だったりするんでしょうか。