BAMBOO BLADE 第18話「大会とその後の室江高」

試合に負けても楽しそうな室江高の面々の様子には、見ている側としても楽しい気分になるんだけれども、正直ただ楽しいだけでいいのかなぁと少々物足りないような気も。試合の翌日からいつものようにギャグを盛り込んだ日常パートになるあたりも、意外なほどアッサリと切り替わるように思えるわけですが、「命をかけているわけじゃない」というコジロウのセリフやダンの指摘による試合中の部員たちの異変、そして父親に突きを戒められるタマと引っかかりを覚えさせる描写もあるのが、次回からはじまるというアニメのオリジナル展開への複線となっているような予感がしなくもないんだけれども、まあ、これまでに何度もはぐらかされてきたので、今回も意味がありそうなだけで終わりそうでもあり。
勝手に作曲してきたテーマソングに乗せて、一人で大騒ぎした挙句に噴水に落ちるというサヤの空回りぶりを見せるネタには大笑い。突きの件で父親と話す場面で、タマがさりげなく録画をはじめたり、バックに変なものが浮かび上がったりと重くなりそうな描写をオブラートで包むセンスはさすがでしたよ。