CLANNAD 第18話「逆転の秘策」

前半のラブコメ空間と後半で渚が復活してからの展開の落差にはちょっと驚きましたよ。朋也に選択させるのではなく、周囲の女の子たちに自分で身を引かせるあたりが、ちょっとズルい気もするところですが、告白したりしてもいろいろと引きずりそうだし、生徒会長が決まるまでの駆け足な展開や残りの話数から考えてそっちに話を振る余裕もなさそうだしで、まあ妥当な落としどころなんじゃないかなと。テニスの試合で藤林姉妹が泣くところは切なく、先に杏が泣くところや涼の短いセリフに、二人の朋也に対する気持ちだけでなく姉妹の関係も浮かび上がるようになっていて、短いながらもいろいろと込められたいい場面でしたよ。
恋愛模様に一区切りがつき、朋也と智代の会話から家族というキーワードが出てきて、物語もいよいよ本題に入るといったところでしょうか。