true tears 第6話「それ…なんの冗談?」

物語も中盤を迎えて、これまで水面下で蠢いていたドロドロとしたものが一気に浮かび上がってくる展開。セーターを通して愛子の気持ちが三代吉に伝えられる場面は、主人公の言葉どおりに三代吉が裏表のないいい奴として描かれていて、だからこそ愛子も無理をしてつき合っていたという面もあるんだろうけれど哀れでしたよ。
眞一郎と比呂美の兄妹疑惑は、母親のリアクションやそれを眞一郎に告げた後の比呂美の言葉に引っかかるところがあって、もう一捻りありそうな予感。比呂美を速攻でデートに誘ったり別れ際に手を出そうとしたりと、一見軽そうに見える乃絵の兄についても、公園での好きなもの云々という意味深な発言に彼なりに、秘めたものがあることがあることが仄めかされているのが気になるところ。
気持ちを素直に伝えた人物が撃沈し、伝えられない想いを抱えた人物たちの関係は更にもつれ合っていって物語が複雑化の様相。最終的には解決してくれるんだとは思いますが、どのようにそれを見せてくれるのか期待したいところ。