夏目友人帳 第5話「心色の切符」

レイコが残した切符を発端として、夏目が仲違いした妖怪たちの間を取り持つ話。
元はレイコが約束したまま放置されていたのを、夏目が引き継いだわけですが、特別な事情でレイコが来られなくなったという彼の想像に対して、終わり際の、借りたままの図書館の本や次々と出てくるいわくありげなチケットの数々に、ニャンコ先生のセリフにと、単に忘れていたようにも思えて彼女の大雑把な性格が現れていた印象。一方で、冒頭に登場するきつねうどんの食べ方で喧嘩していた夏目クラスメイトの存在から、彼らのように自然に元に戻ることを期待して放置していたようにも見えて、レイコという人物の不可思議さが増すものとなっていましたよ。
のんびりしたさんとと短気なみくりのコンビは落語にでも出てきそうで面白く。夏目に絡んでくる委員長に助け舟を出す田沼と、夏目を取り巻く人間模様も広がって来て、この先彼らがどう動くのかと楽しみになってきましたよ。