ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜 第5話「勇者には二通りある」

アムロとシャアの中の人が夢の共演ということで、話の方も勇者を目指しながらも別々の道を歩むみたいな感じで、二人の関係を彷彿とさせるものとなっておりました。
勇者として挫折した黒い方のクマが、勝負に敗れた上に金貨の件で情けをかけられて完膚なきまでに叩きのめされるのが哀れ。勇者として生きる黄色い方のクマの高潔さを描く場面だったんだと思いますが、同時に両者の差を決定付ける残酷なものでもありました。
再会した二人がカウンターで語尾にクマとかベアとかつけながらしみじみと語り合う場面はなかなかにシュール。村を出て20年というセリフがあったりして、二人ともけっこういい年してるんだなぁと思いつつも、アムロとシャアが登場する最後のガンダムシリーズである「逆襲のシャア」が公開されてからちょうど20年なのでそこら辺にかけているのかもと思いましたよ。