無限の住人 BLADE OF THE IMMORTAL 第3話「恋詠」

仇討ちをはじめる場面で、いきなり能みたいな節回しで会話をするのには何事かと思いましたよ。インパクトという意味ではかなりのものがあるわけですが、正直何言ってるのかよく分からなくて、わざわざ詠う必要があったのかと考えてみるとあまり意味がないような気も。
万次と黒井の単に刀を交えるだけでなくお互いの死生観みたいなのをかけて戦うのが面白く、死を持って永遠とする黒井の対して永遠に死ぬことのない万次は、存在するだけで黒井の生き方を否定しているわけで勝利するのは必然と言ったところでしょうか。
黒井の肩の出っ張りの正体が悪趣味な一方で、江原正士の端正な声が何とも言えないアンバランスな印象を与えるものでしたよ。あの声で死んだら望みかなえるとか迫られたら、思わず言うとおりにしたくなるように思いました。