コードギアス 反逆のルルーシュR2 第18話「第二 トウキョウ 決戦」

妹を守るために起こした戦いが、結果として彼女の命を奪うというなかなかに皮肉な展開。直接の原因となる兵器の使用を招いたのも、ルルーシュがかつてスザクにかけたギアスによるものということで、自身の取った行動が最悪の形で跳ね返ってくる因果応報を感じさせるものでしたよ。目の前の現実を受け入れられずに妹を呼び出すようにロロに迫る姿が哀れ。とはいえ、残りの話数がまだけっこうあるし、とにかく意表をつく展開が多いアニメのことなので、実は生きていましたよ、なんてことにもなりそうですが。
戦線に復帰したカレンが、改造された紅蓮を簡単に乗りこなすのには、ロイドによる普通は乗りこなせないみたいな前振りはなんだったんだという気がしなくもないですが、一騎当千の活躍を見せるのは単純に気持ちいいものがありました。まあその分、戦術的な面白さみたいなのはあまりなかったりもするんだけれども、派手な戦闘で盛り上がりましたよ。
ギルフォードをはじめとする大量に整理された登場人物たちに合掌。「現実に興味がない」というシュナイゼルによる評が、皇帝という人物の行動原理を一言で言い表していた印象。朝比奈から藤堂へ送られた情報が騎士団の不和を予感させつつ、ゼロを親友と呼んで守ろうとするものの速攻で倒される玉城や、指揮を求められてテンパる扇といった凡人たちの活躍もいい味を出しておりました。
フレイヤについては核爆弾という噂が放送前にあったりもしましたが、特徴的なキノコ雲が出なかったり、熱と爆風で周囲を破壊するというよりは爆心地が空間ごと削り取られたようになっているあたり別物として設定されている模様。