コードギアス
正直なところ、世界への不満をストレートにぶつけるルルーシュに対して、はじめは拒否感を覚えたりもしましたが、何度も挫折しながらもあきらめることなく志を貫く姿には、第一印象の悪さを塗り替えて惚れ込ませるだけの魅力がありました。数多く登場するキ…
最終回。枝葉の部分では、いろいろと未消化なところもありましたが、ルルーシュという少年が世界を変える物語としてはキチンと完結していましたよ。 世界をまとめるために、あえてルルーシュが悪役を演じていた点については、予想の範囲内といったところで、…
フレイヤの攻略とダモクレスの陥落、そしてシュナイゼルの籠絡。 ルルーシュがシュナイゼルを陥れる場面は、またかよとか、いつの間に用意したんだよとかツッコミを入れたくもなるわけですが、一度使っているからこそ多少無理があっても、納得できるところな…
ルルーシュとシュナイゼルの最終決戦。世界を統一し平和をもたらすという点ではどちらも同じ目的を持っているようですが、シュナイゼルについてはフレイヤとダモクレスによる恐怖によって統治を行うことを目指している模様。ルルーシュの目指すところについ…
皇帝となり世界を作りかえるために行動するルルーシュの前にシュナイゼルともう一人の人物が立ちはだかるという展開。シュナイゼルについては予想通りの動きなんだけれども、もう一人の人物の再登場には驚きましたよ。 ルルーシュとシュナイゼルの争いは、単…
これまでルルーシュのやってきたことが、茶番であったことが明かされる大どんでん返しの巻。 考えてみれば、彼の目的のひとつであった母親の死の真相を探ることが、母親の精神が生きていたことで、すでに無意味なこととなっていたわけで予兆はあったんだけれ…
ルルーシュの皇帝打倒に加えてスザクが実行犯となるクーデター、そしてマリアンヌの登場にC.C.の復活と急展開のてんこ盛り。もともと密度の高い作りが更に圧縮されてめまぐるしいことになっていましたよ。 スザクが、シュナイゼルを焚きつけてクーデターを画…
ゼロの正体とギアスの秘密が騎士団の知るところとなり、ルルーシュがこれまで築き上げてきたすべてを失うという展開。 数多くの証拠や扇の証言、そして騎士団の内部でゼロに対して不信感が高まっていた描写があったにしても、敵からもたらされた情報を騎士団…
妹を守るために起こした戦いが、結果として彼女の命を奪うというなかなかに皮肉な展開。直接の原因となる兵器の使用を招いたのも、ルルーシュがかつてスザクにかけたギアスによるものということで、自身の取った行動が最悪の形で跳ね返ってくる因果応報を感…
土下座をしたり頭を踏みつけられたりとルルーシュの新たなる魅力を打ち出しつつ、黒の騎士団とブリタニアによるエリア11を賭けての総力戦。 罪の意識を問うスザクに対して、たどり着く方法について答えるルルーシュと、噛み合わないところからはじまった二人…
利害が一致するとはいえ、いくらなんでも簡単に国がまとまりすぎだろうとか、武力の移譲がそんなにスムーズに行くんだろうかとか、国の名前に超を冠するセンスはどうなんだろうとか、あいかわらずツッコミどころはいろいろとあるわけですが、展開に勢いがあ…
舞台を謎の空間に移しての親子対決。この作品らしい強引な展開に驚いたりもしましたが、皇帝がギアス使いから更に次の段階にパワーアップしていたのには、またビックリ。そしてC.C.の願いをはじめとして、ギアスを与える者が背負うものの一端が明らかになる…
シャーリーを撃ったロロに対して冷静にキレるルルーシュに痺れましたよ。結局生き残ったけれども、以前の宣言どおり、ロロの機体に爆弾を仕掛けてボロ雑巾のように捨てるつもり満々なあたりも素敵過ぎ。 彼女の死を受けてギアス嚮団を潰すという行動に出るの…
公認カップルになったのも束の間にシャーリー退場。父親が命を落とす原因を作った相手であるにもかかわらず、ルルーシュのために尽くそうとする姿は健気でしたが、それが彼女の命を奪うというのが皮肉な結末でした。息絶えようとする彼女をルルーシュがギア…
学園に戻って追いかけっこをするバカ話・・・かと思ったら、生徒会長の卒業にコーネリアの再登場にルルーシュの兄弟姉妹やナイトオブワンの顔見せにと、話の方もしっかりと動いていた模様。中華連邦に対するブリタニア側の対応も語られていたりして細かいと…
学園にいたルルーシュの招待はメイドの咲世子でした、と。その正体よりも変装用のマスクの性能に驚いたりもしましたが、ロロと二人だけになった彼女が女言葉に戻るあたりの演技が自然な感じで感心しましたよ。 大宦官たちの腐敗と自己保身がまるで絵に描いた…
天子を強奪した黒の騎士団と取り返そうとする中華連邦の追走劇といったところですが、場面のつなぎが飛び飛びで不自然だったり作中での時間の経過がよく分からなかったりで編集が荒いというか間に合わせで一本話を作ったみたいな印象。元々展開の速い作品で…
黒の騎士団が国外に逃れたことを受けて、物語の舞台はそれを支援した中華連邦に。私欲にまみれた宦官たちに支配される国の実態を描きつつ、政略結婚というシュナイゼルの計略に、ルルーシュをはじめとする登場人物たちが振り回される話となっておりました。 …
100万人のゼロはさすがに噴きそうになったりもしましたが、まあはじめからルルーシュの奇策による大逆転が見所のひとつのアニメなわけで、視聴者の裏をかくという意味ではアリなんじゃないかなと。むしろ特区入りを宣言しておいて、それをなかったことにした…
妹にダメ出しされて存在意義を見失ったルルーシュの転落と復活。電車の中で人を除けたりチンピラに腕立て伏せをやらせたりと、ギアスのショボい使い方がおかしかったりもするんだけれども、これまでは常に目的を達成するための手段として使っていたことを考…
いつもみたく上手いこと言い逃れるのかと思っていたら、ナナリーに嘘を付けないとか言い出して自分を追い込んだりして、重度のシスコンぶりを発揮するルルーシュなわけですが、反逆の動機の多くの部分が妹の存在にあるわけで、彼女に対して誠実であり続ける…
スザクの歓迎会が、何故か学園祭レベルのイベントになるあたりに無理を感じなくもないわけですが、華やかな雰囲気の中にギャグとサービスを交えながら、最後に本筋に関わる急展開ということで、このアニメらしいてんこ盛りな作り。ヴィレッタの面積の小さい…
ボロ雑巾発言には噴きそうになったりもしましたが、ルルーシュが久しぶりに見せる暗黒面にちょっと痺れたりもしてみたり。 C.C.をダシにして危機を脱し、そのまま洗脳同然に自分の陣営に引き込んでしまうのはさすがといったところで、ロロ本人に対してギアス…
復活したゼロの正体を巡ってルルーシュとロロをはじめとするブリタニア側との腹の探り合いといったところ。 厳重な監視を欺き、パニックを起こして監視を巻いた上に偽の情報を与えて自分に有利な状況を作り出すルルーシュの手並みは、いつもながらに華麗なん…
包囲されたビルからの脱出作戦と並行して、前シリーズから今回に至るまでの経緯が回想されるといったところ。 大胆かつ計算された作戦によって一気に状況をひっくり返す様が劇的で、ゼロの復活を作中の人物だけではなく見ている側にも深く印象付けるものとな…
前期のラストの一年後からの再開。ルルーシュが普通に学園生活を送っていたりして、話が繋がってないのにはどうなることやらと思いましたが、最後に記憶を消して潜伏していたというか、C.C,をおびき出すために泳がされていたらしいことが明らかになるという…
前回から4ヶ月も開いたわけですが、それを全く感じさせないテンションの高い作り。ブリタニア政庁の攻防戦を背景に第一期の総決算と二期に向けての下準備といったところで、めまぐるしく変わる展開に一時間弱の時間を全く退屈することなく過ごす事が出来まし…
ユフィの死を契機に物語が大きく動く前半の締めにふさわしい怒涛の展開。 虐殺という不本意な結果をバネに一気に反乱へと持っていくあたりが、ルルーシュの揺らぎのない決意とそれに裏打ちされたを決断力を描いているわけですが、同時にC.C.の前で見せる後悔…
ルルーシュの特区入りが、なんかアッサリまとまっちゃって、どこへ行こうとしているんだこの物語はと思っていたら、まさかの大どんでん返し。あの場面においてギアスの強化と冗談のタイミングが偶然一致するというのは、強引にも思えるけれど、予想を裏切る…
学園祭のお祭り騒ぎの裏で交錯する人間関係といったところ。軍人や黒の騎士団として二重生活を送る登場人物たちの陽の部分を描きながらも、それぞれの持つ裏の顔によって巻き起こる事件が楽しくもあり危うくもあり。倉庫でルルーシュとC.C.、カレンと扇、そ…