コードギアス 反逆のルルーシュ 第21話「学園祭宣言!」

学園祭のお祭り騒ぎの裏で交錯する人間関係といったところ。軍人や黒の騎士団として二重生活を送る登場人物たちの陽の部分を描きながらも、それぞれの持つ裏の顔によって巻き起こる事件が楽しくもあり危うくもあり。倉庫でルルーシュとC.C.、カレンと扇、そしてシャーリーの三者が遭遇する場面が秀逸で、一瞬カレンがルルーシュを手にかけようとしたりして、ゼロとしての正体を隠す事が逆に危険を招くあたりは、相反する二つの顔を持つ彼らが抱える矛盾を感じさせるものでした。
裏表のないユフィの善意から生まれた特区の提案が、ルルーシュの計画を根本から揺るがすのが面白く、ブリタニアの利益に反するにもかかわらず、それを許したシュナイゼルルルーシュ以上の策謀家なんだろうなと。ピザがダメになったのを見たC.C.の、ものすごいガッカリした表情が笑えるんだけれど、ピザがルルーシュの計画を象徴していると考えると意外に意味深な気も。あと、ロイドの「概念は知っている」という人としての心の感じられない発言がステキすぎ。