コードギアス 反逆のルルーシュ 第24話「崩落のステージ」 第25話「ゼロ」

前回から4ヶ月も開いたわけですが、それを全く感じさせないテンションの高い作り。ブリタニア政庁の攻防戦を背景に第一期の総決算と二期に向けての下準備といったところで、めまぐるしく変わる展開に一時間弱の時間を全く退屈することなく過ごす事が出来ましたよ。
あの局面で戦線を離れるルルーシュには、ディートハルトや藤堂でなくてもおいおいとか思ったりもするんだけれども、妹に対する執着がルルーシュという人物の行動原理であることはコレまでに何度も強調されているわけで、あと一押しというところでそれに囚われてしまう人間的な弱さが彼の憎めないところかなと。最後にゼロの正体バレという一大イベントを持ってきて、スザクによるルルーシュの非難と沈んで行くC.C.の独白という形で物語の主題を明確にして第二期に繋ぐのも巧い引っぱり方となっておりました。また何ヶ月も待たされるんだろうけれど続きが気になりますよ。扇と記憶の戻ったヴィレッタ(撃ち殺せないあたりに情が残っているようですが)の関係をはじめとするサブキャラたちの動きも見逃せないところ。
人物、メカともに作画のレベルが高く、特にランスロット対紅蓮弐式、ガウェイン対オレンジ機のバトルは、スピーディな動きで迫力のあるものとなっておりました。