コードギアス 反逆のルルーシュR2 第2話「日本 独立 計画」

包囲されたビルからの脱出作戦と並行して、前シリーズから今回に至るまでの経緯が回想されるといったところ。
大胆かつ計算された作戦によって一気に状況をひっくり返す様が劇的で、ゼロの復活を作中の人物だけではなく見ている側にも深く印象付けるものとなっていましたよ。短時間の準備であんな風に上手く倒れるもんかいな、と思わなくもないんだけれども、派手な仕掛けとしての面白さがあり、また、試作型のナイトメアの能力によって、圧倒的に優位な展開から、ギリギリまで追い詰められるあたりも緊迫感がありました。ラクシャータに突っ込まれていた、たった一部屋の独立国家もなんとかなるんじゃないかと期待させるものとなっていて、ここら辺はルルーシュという人物の魅力のなせるワザにように思いました。
回想では、ルルーシュとスザクの決別が決定的になり、ルルーシュの記憶操作が皇帝がギアス能力によるものであることが明らかに。神を殺す云々のセリフにより、皇帝の目的が世界を統治するとだけではなくその先にあり、倒すべき神とギアス能力とのかかわりも仄めかされていましたよ。瞬間移動しているかのように描かれていたロロの能力の秘密も気になります。