紅 kure-nai 第2話「溝と流れと」

プレスコによる声の演技に加えて、紫の仕草を丁寧に描く作画のおかげで、全編に渡って何とも言えない生っぽい雰囲気が出ていましたよ。特に服を着たり脱いだりする時のもたつく感じに特に力が入っていた印象。
いろいろとあけっぴろげな入浴の場面には、このご時世に挑戦的だなぁと見ているこっちが不安を覚えたりもしたんだけれども、主人公と小さな女の子が心を通わせる物語として、やましいところは何もないみたいな作り手の自信を感じさせるものでした。お礼を素直に口にする紫が可愛らしかったです。
主人公が腕を押さえて独り言をつぶやくあたりで、邪気眼という言葉が頭をよぎったりもしましたが、きっと物語上重要な意味があると思うので今後の展開を待ちたいところ。