コードギアス 反逆のルルーシュR2 第11話「想い の 力」

学園にいたルルーシュの招待はメイドの咲世子でした、と。その正体よりも変装用のマスクの性能に驚いたりもしましたが、ロロと二人だけになった彼女が女言葉に戻るあたりの演技が自然な感じで感心しましたよ。
大宦官たちの腐敗と自己保身がまるで絵に描いたような有様で、その割にはゼロとの交信で本音をバラして暴動を起こすのに利用されたりするあたりは、いかにも小悪党といった印象。まあそれでも悪人に裁きが下されるのは爽快感がありましたが。ゼロが星刻の中に自分と同じものを見出し、天子の政略結婚についての提案を捨てるあたりは、星刻との協力関係を確立させつつ、人を動かす者としてのゼロの成長を描くといったところでしょうか。
ここのところ影の薄かったC.C.がソファで寝そべる姿が扇情的。二人だけの砕けた雰囲気の中でも、ルルーシュが彼女が脱いだブーツを揃えたりして、さりげなく彼の性格を描写する場面が印象的でした。
捕らえられたままのカレンに、図書館で偽ルルーシュがシャーリーに対して取った行動、そしてあきらかになるギアス教団の存在と話を広げるネタが散りばめられていてあいかわらず先の展開への興味を引っ張るのが上手い作り。学園に転入してくるラウンズの二人も気になるところで、特にアーニャについては、物語の重要な鍵を握る人物の模様。