CLANNAD AFTER STORY 第1話「夏の終わりのサヨナラ」

設定やら登場人物やらその関係やらを一切省いて前のシリーズからの続きで野球をはじめるということで、ついて来れる人だけを相手にした作りになっていましたよ。
ほとんどのメンバーが渚と朋也の友人関係だったりするあたり、無理があるメンバーでしたが、まあ彼らと渚の両親や元ミュージシャンの人との繋がりを築きつつ、結束の強さを見せる話だったように思いました。町の誇りとか言いながら関係者の姿が見えないあたり、渚父って実は人望がないんじゃないかと思ったりもしたけれども、まあ今回の話では必要ないから描かなかっただけなんだろうなと。
空回りをしっぱなしの春原をはじめとして、試合中に繰り出されるネタの数々が面白く。期待された女性陣が予定通り活躍を見せる一方で、戦力外と思われた渚やことみが意外な活躍を見せるのは出来過ぎといえばそうなんだけれども楽しかったですよ。渚父からのハッパや仲間からの励ましで朋也が逆転打を放つあたりは、右肩の故障をキッカケとしてくすぶっていた彼が前に進むキッカケになりそうな予感。お話的にも映像的にも安定した出来映えでした。