CHAOS;HEAD 第7話「自覚」

妄想を現実化する力を使って人々を操ろうとする組織が登場。それに加えてセナにより、妄想を現実とする仕組みが詳細に語られることで、とりあえず作品の世界では、それが単なる妄想ではなく事実として起きていることが確定的になりましたよ。
ここまでのどっちがどっちなんだか分からない展開をけっこう楽しんでいた自分としてはちょっと残念だったりもして、対立する組織が保身をはかる影の権力者みたいなのもなんだか安っぽい真相だなと。もうひと捻りくらいあることに期待。
テレパシーで話しかける転校生をあっさり受け入れる主人公の順応性はかなりのものですが、たしかに見ている側としても今更テレパシーくらいで驚くところでもなく。
妄想を現実化する仕組みについての説明は,いろいろとややこしい話になっていましたが、要するに人間が世界を認識する過程を逆転させることで、人間の思考を世界に現実化させるということでいいんでしょうかね。ディラックの海とかそれっぽい用語を並べた説明は、それっぽい雰囲気が出ていましたよ。