アキカン! 第2話「おべんきょうの時カン」

缶の素材を統一するために缶同士戦わせるという設定が出てきたりして馬鹿馬鹿しいのはあいかわらずですが、二年前の事件を通して主人公・カケルの人物やなじみとの関係掘り下げつつ、彼がメロンの世話を焼く理由が描かれるのはちょっといい話でしたよ。
作画の方もあいかわらずで、最終話までこのまま低空飛行を続けそうですが、まあそれならそれで過度な期待をせずに見ることができるわけで。開き直ったようなくだらないギャグの連発が楽しく、特になじみと彼女に迫る友人が花を背負ったりする百合百合なカットに、影の薄い人が半透明にかぶってくるあたりはツボに入りましたよ。
実写パートの朗読からすると、原作ではキスをする場面の心理描写をネットリとやっていたりして男の子のハートを激しく揺さぶるような作りになっている模様。アニメではそういった面がほとんど感じられないのはもったいところですが、まあ作画がこの状態では何をやってもギャグにしかならなそうなので、そっちに走って正解なのかなと。映像面でのマズさはそういうものだと割り切った上でバカアニメとしてみれば、けっこう楽しめるように思いました。