みなみけ おかえり 第2話「オレも」

保坂の唄う香辛料の歌が強烈でしたよ。スーパーからピアノの弾き語りへとトリップするのがシュールで笑わせてもらいましたが、彼の歌が千秋を通して春香へと伝わり、彼女の行動に影響を及ぼすあたりは、けっこう奥が深いような気も。
速水の言葉を真に受けて、春香の友人たちから先に親しくなろうとする話のキモさもさすがといったところ。彼をいじって遊んでいるように見える速水が、カレー弁当の件でフォローを入れようとするのは意外でしたが、引くべき一線をわきまえているということなんでしょうか。
保坂のキモいけれども裏表のない一途なキャラや、速水がいざというときはフォローを入れるあたりは、悪意を持った人物がいないということで、この作品のマッタリした雰囲気を生み出す要因となっているように思いました。
スキンシップをはかろうとして、夏奈から素で拒否られる藤岡が哀れ。これも冬馬が男だという誤解から始まっているわけで、おかしいけれどもイヤな感じが残らないあたりは、やっぱり上手い作り。