みなみけ おかえり 第10話「態度には」

最後の夏樹が南家を訪れる話が強烈でしたよ。謎の丁寧語から何かを企んでそうな笑顔という怪しすぎる行動から、夏奈のスルーに千秋へのよく分からないリアクションにと、兄弟のアドバイスを忠実に実行しているはずなのに、はじめから終わりまでズレまくっている彼の行動に笑わせてもらいました。保坂に負けず劣らずのアクの強さで、さすがは彼と対等に向き合えるだけのことはあるなと。相談の内容を当の本人が目の前で話を聞いているというオチも脱力感満載。
他はだいたい千秋を中心としたお話。冬馬に意地悪をしたり、話を聞いてもらえなくて拗ねたり、藤岡の膝の上をめぐって冬馬を牽制したりと、他ならぬ本人が末っ子キャラだったりするという。斜に構えているようでいて可愛らしいところもある彼女の一面が描かれておりました。
全体的に人物の表情豊かに描かれていて、特に夏樹の間違いなく誤解される作り笑顔は何とも言えない味わいでしたよ。